♥︎各実習領域の詳細
‐基礎看護学実習‐
★基礎看護学実習Ⅰ
実習期間は7日。患者さんのアセスメントと全体像・情報関連図をもとに必要な援助を考え、実施します。まだ本格的な看護計画までは行いません。
自己の患者さんとのかかわりを振り返るために、プロセスレコードという記録も提出します。
★基礎看護学実習Ⅱ
この実習から実習期間が12~13日になります。教員に指導を受けて何度もアセスメントや計画を直し、臨地指導者(学生担当ナース)に提出してさらに助言をもらい修正…を繰り返し看護過程を展開していきます。
‐各論実習‐
★老年看護学実習Ⅰ・Ⅱ
老年期の患者さんを受け持ち、老年期の特徴と患者さんの病態をふまえて看護過程を展開していきます。患者さんが生きてきた生活背景を理解し看護に生かすため、生活史という記録も書きます。
★成人看護学実習Ⅰ
成人期の患者さんを受け持ち、成人期の特徴と患者さんの病態をふまえて看護過程を展開していきます。
★成人看護学実習Ⅱ
周手術期看護の実習です。周手術期の患者さんを受け持ち、看護過程を展開します。
可能な場合は手術を見学し、術中の患者さんの状態の観察や、オペナースの役割を学びます。
★成人看護学実習Ⅲ
療養病棟で、重症心身障害をもつ患者さんを受け持ち、障害の特徴と患者さんの病態を理解し、看護過程を展開します。
★小児看護学実習
小児病棟と保育園へ実習に行きます。
病棟では患児を受け持ち、小児各期の特徴と成長発達、病態を理解し看護過程を展開します。小児看護に限ったことではないですが、付き添いのご家族とのかかわりも重要だったり。
保育園では、保育士さんに付いてまわって、各年代ごとの小児の成長発達とそれに伴うあそびの特徴などの実際を学びます。
★母性看護学実習
妊婦さんや褥婦さん・新生児を受け持ち、母体の変化や周産期の特徴を理解し看護過程を展開します。可能な場合、分娩室に入り、産婦さんや児の状態の観察や処置を見学します。
★精神看護学実習
精神病棟(開放か閉鎖)に行き、精神疾患の患者さんを受け持ちます。病態を理解し看護過程を展開します。SSTなど精神科の特徴的な療法も見学したりします。
‐統合分野‐
★在宅看護論実習
保健センター、介護老人保健施設、訪問看護ステーションに実習に行き、地域医療における保健師の役割や、在宅での看護の実際などを学びます。
★看護の統合と実践
患者さんを2人受け持ち、時間管理や優先順位の考慮をしながらそれぞれの患者さんの看護を行う。自分では看護過程の展開はしないが、アセスメントや情報関連図を書いて患者さんの病態を把握し、なぜその看護が必要なのかをしっかり理解したうえで、病棟の看護計画に沿って看護の実践と評価を行っていく。より臨床に近い形での、これまでの実習の集大成ともいえる実習だと思う。
師長業務を見学するなど、看護管理の実際も学ぶ。夜勤の見学で、普段の実習では見られない、就寝前の患者さんの状態を学んだりもする。
その④ 実習について
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