2017/11/28 18:29

ヘヴィー級の


“大キライだったそばかすをちょっと ひとなでしてタメ息をひとつ

ヘヴィー級の恋はみごとに 角砂糖と一緒に溶けた”

―――― JUDY AND MARY 「そばかす」

3年越しの片想いは――

みごとに玉砕。

改めてテツさんに「好きです」と伝えたら。

彼女さんがいるから、その気持ちにはこたえられないと。

そして、いい人見つけてねって。

不思議と涙はでなくて、心にぽっかり大きな穴が開いたみたいだった。

この先、テツさん以上にいい人を見つけられるとは思えないし、

見つけたところでその人に好いてもらえるとも思えないし。

こうしてまた自信を失って喪女を拗らせていくんだろうな。

ずーっと独身のまま、実家のお墓を守っていくのだろうな。

そう考えているうち、涙がぽろぽろぽろぽろとこぼれてきた。

仕事中なのにこれはまずいと思い、頓服薬をのんで、涙を騙し騙し働いた。

りり先輩(仮名、この間女子会した先輩ナース)と雲雀に、ふられちゃった、と報告。

りり先輩からすぐ返信がきて、

「大丈夫、あなたは素敵だよ」って。

その文面を見て、また泣いた。

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