2017/01/15 23:53

おめでとう、許してください


ついさっき知った、友人の結婚報告。

彼女は看護学校時代の友達で。鬱で壊れていく私に唯一気が付いて気にかけてくれていた人だ。

彼女がいなかったら、私は今この世にいなかったかもしれないぐらいの命の恩人。

そんな彼女もまた、就職してものすごい苦労をして、抑うつ状態に陥ってしまった。

だからこそ、彼女には幸せになってほしい。それは本心。

彼女の結婚は本当におめでたいこと。心から祝福したいこと。なのに、どこかで妬んでいる私もいる。

――ごめんなさい。こんな私を許してください。

私、なんて醜いんだろう。どうして素直に彼女の幸せを祝福できないんだ。嫌だ。自分のこの醜さが嫌だ。

どこかで嫉妬しているんだ。彼女には支えてくれる配偶者ができたことが。

私は。異性とお付き合いをした経験が皆無で。

唯一恋をした人には、ふられてしまって。

ああだめ、思い出すと泣けてきてしまう。

この先、新しい出会いの可能性も全くなく。

きっと私はたった一人で年老いてゆくのだろう、どう考えても孤独な未来しか見えてこない。

羨ましい、妬ましい。

こんな醜い感情。嫌だ。こんな感情を抱く自分が嫌いだ。

ごめんね、ごめんね。おめでとう。

こんな私を許してください。

どうか幸せになってください。

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