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ついさっき知った、友人の結婚報告。
彼女は看護学校時代の友達で。鬱で壊れていく私に唯一気が付いて気にかけてくれていた人だ。
彼女がいなかったら、私は今この世にいなかったかもしれないぐらいの命の恩人。
そんな彼女もまた、就職してものすごい苦労をして、抑うつ状態に陥ってしまった。
だからこそ、彼女には幸せになってほしい。それは本心。
彼女の結婚は本当におめでたいこと。心から祝福したいこと。なのに、どこかで妬んでいる私もいる。
――ごめんなさい。こんな私を許してください。
私、なんて醜いんだろう。どうして素直に彼女の幸せを祝福できないんだ。嫌だ。自分のこの醜さが嫌だ。
どこかで嫉妬しているんだ。彼女には支えてくれる配偶者ができたことが。
私は。異性とお付き合いをした経験が皆無で。
唯一恋をした人には、ふられてしまって。
ああだめ、思い出すと泣けてきてしまう。
この先、新しい出会いの可能性も全くなく。
きっと私はたった一人で年老いてゆくのだろう、どう考えても孤独な未来しか見えてこない。
羨ましい、妬ましい。
こんな醜い感情。嫌だ。こんな感情を抱く自分が嫌いだ。
ごめんね、ごめんね。おめでとう。
こんな私を許してください。
どうか幸せになってください。
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