※自傷行為についての記述があります。ご注意ください。
嘔気で食欲がなく、数日、仕事を休んで点滴を受けていました。
失望と罪悪感で自分が許せなくなり、腕を切ってしまったのが、3日の朝。
その日はなんとか出勤し、申し送りを受けていた。
しかし気持ちがしんどいうえ強い嘔気もあり申し送り後の検温には入れず、
病棟師長に断りを入れ、総師長室に逃げ込んだ。
アムカしたことを怒られる覚悟で逃げ込んだけど、怒られることはなかった。
「また深く切ったな。そりゃ消毒しなきゃダメだ。」
ということで総師長、病棟の先輩ナースさん召喚。
先輩ナースに消毒を受けながら、ぽつりぽつりと自分の思いを打ち明けた。
欠勤することで“小埜寺、また休んでる”とか、
“サボり”とか“仮病”とか言われているのだろうかと思うとつらいこと、
看護師なのにひとりで何も出来ない私なんて看護師失格、
私は必要のない存在、いらない存在、消えてしまいたい…
等々、泣きながら話した。
先輩ナースは傾聴してくれて、私が話し終わったあと、こう言ってくれた。
「休むのはお互いさまなんだから、小埜寺さんが休んでも、そう思ったりすることはないよ。
ただ、小埜寺さんが担当するはずだった業務をどうするかは話すけどな。話すとしたらそんぐらいよ。
貴方いろいろ走り回って動いてくれるだら、小埜寺さんがいると助かるって思ってるわよ。
ひとりで仕事出来ないのもお互いさま。皆フォローしあってやってんの。」
あのね、と先輩ナースは続ける。
「小埜寺さんのこと待ってる患者さんたち、なんぼいるって思ってんの!
ばあちゃんたちはなー、みんな貴方のこと待ってんだよ。
小埜寺さんが作った唄っコのCD(この記事参照)あるだら、貴方は夜勤組まれないから知らないかもしれないけど、昼間聴いた唄っコ、凖夜帯で機嫌よく歌ってんだっけぞ。」
そして、私が一番嬉しかった言葉。
「いつだったか、小埜寺さん、私が外勤で定時に上がれなかったとき、差し入れに栄養剤買ってきてけだだら、
あの時貴方、なんてきれいな顔で笑うもんだべって思ったもんだ。
小埜寺さん、愛嬌あっていいべだら。」
消毒を受けたあと、病棟にもどり定時まで仕事した。頑張れた。
傾聴して励ましてくれた先輩ナースさんに本当に感謝。
こんな私ですが、これからもよろしくお願いします。
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