今朝、夢を見てた。
抑うつで苦しむ私の傍に父がきてくれて、「大丈夫か」って背中さすってくれた。
母も気づいて傍にきてくれて、二人で私のことを見守ってくれた。
父も母も、仲良く笑顔で私の傍にいてくれた。
そこで目覚めた私は、嘘みたいだけど本当に泣いていた。
現実では絶対にありえない夢だったからね。
父は神経質で潔癖で怖い人だった。
今の私と同じような病気で、イライラしてた。
お前は悪い子だから、いらないと言われて、夜中突然外に閉め出されたこともあった。
理由もわからないまま、真っ暗な物置に長時間閉じ込められたこともあった。
私に非があったこともあるけど、大抵はなぜそんな仕打ちを受けるのか理由がわからなかった。
私がまだ幼くて無知だったから?
アルコール入ると物にあたって、厳しい口調で責め、捲し立てられた。
服薬してたから、お酒は飲んではいけなかったのに。
…たぶんこれらが私に「アダルトチルドレンの傾向がある」とされる理由なのかも。
怖かった。でも私は父を嫌いにはなれなかった。
やさしいこともあったから。
ほんとは私たちきょうだいのこと、愛してくれてたこと分かってたから。
看護を学んだ今だから分かることだけど、これ、典型的なDVのパターンらしい。
精神保健福祉の講義で聞いたとき、ああこれ父さんと私だ、と思った。
やさしい父は、DVサイクルのハネムーン期の父さんだったんだ…。
いろいろあって、父は母方の家族全員から憎まれている。憎まれて当然のことをした。
無関係の叔母(母の妹)を脅迫した。らしい。
母はもう思い出すことすらしたくないと言ってる。
弟は父が怖かったことぐらいしか覚えていないし、今は何とも思ってないみたいだ。
当時乳幼児だった妹は、父がいたということすら知らない。
だから私も父のことを嫌いにならなければ、忘れなければならないと思った。
父と母が別れて以来はもう赤の他人なのだからと。
でも、どうしても出来なかった。
幼いころ言われた「お前たちが一番の父さんの宝物なんだ」って言葉。
夕立の雷が怖い、と言ったら、大丈夫だぞ。って抱きしめてくれたこと。
風の音が怖くて眠れないと言ったら一緒に眠ってくれたこと。
別れる前、最後に買ってくれた800円のペンケース。
忘れることはできなかった。やっぱり私は父さんの娘なのだから。
やさしい父が大好きだった。愛してた。
神経質でも。潔癖でも。メンヘラでも。酒乱でも。
私はどうしてもやさしかった父を忘れることはできない。
父さんはもう私たちのことは忘れたのだろうか?憎んでいるのだろうか?
そのそも今も生きているのだろうか?もしかしたら、先の大津波で……?
今となってはそれを確認する術はない。
父さん、あなたは今も私を愛していますか?
私は、あなたのこと、愛してたよ。
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